土居構

別名 東之館  付近住所 愛媛県西条市中野甲 現在- 
2009/11/15 碑・案内板アリ 日本城郭大系


河野通直  土居構とは、古い城郭の形式である。此処は、約600余年の昔、新居字宇摩二郡を支配した河野通直が築城したと伝えられる。主峯高峠を中心に麓に加茂川の急流をあぐらした城塞の拠点として偉容を誇った高外木城主の平生の居館の跡である。時代は移って石川氏がこれに拠ったが、天正13年(1585)の兵乱に建物等一切焼亡して僅かに石垣芝生の犬走等のみ残存している。
 寛永19年(1642)久門政武が中野村庄屋として入居し、子孫継承して今日に至っている。
 寛文のはじめ建築した家屋は其の後改造を累ねながら猶旧態を保っている。書院の庭園は江戸初期民家の代表的のものとして推奨されている。
 本邸を囲む巨木老樹を含む植物群は旧時よりの居住者の生活様式を類推し得る意義深いものがある。

          

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